ノートパソコンで異例のデュアルディスプレイを搭載した、ZenBook Duoが5月中旬より発売開始となりました。
複数資料を見ながら作業をするような方や、コードを書くプログラマーさんからすれば願ってもない一品。ZenBook Duoとはどんな特徴を持つノートパソコンなのでしょうか。
今回はそんな注目の最新機種である、ZenBook Duoについてご紹介します。
ZenBook Duo UX481FLのラインナップを紹介
ZenBook Duoにはどんなモデルがあるのでしょうか。まずはASUSStore公式ページにある製品比較機能から抜粋してラインナップを見てみましょう。
ZenBook Duoのモデルは2つあり、それぞれノートパソコン型です。
スペック表
ASUS ZenBook Duo UX481FL (UX481FL-HJ122T) | ASUS ZenBook Duo UX481FL (UX481FL-HJ118T) | |
価格 | 199,819円 | 166,182円 |
ディスプレイサイズ | 14インチ | 14インチ |
CPU | i7-10510U | i5-10210U |
メモリ | 16GB | 8GB |
ストレージ | SSD1TB | SSD512GB |
GPU | GeForce MX250 | GeForce MX250 |
5月中旬より発売開始された、新着ZenBook Duoは上記の2つになります。型番は同系列にですが、パーツに差異があります。
ZenBook Duoは革新的な2つのディスプレイを実現した唯一のモデルです。名称にZenBook Duoとあるように、デュアルディスプレイであることを指しています。
そのディスプレイ位置はなんとキーボード!タッチパネルを右側に寄せることで、上方部分に空きスペースを作り、そこに2つ目のディスプレイを挿入するという斬新なデザイン。
まさに唯一無二のノートパソコンです。
家であればデュアルディスプレイで作業も捗るのに外出先だと画面遷移が面倒くさい・・・なんていう悩みをこれ一台で解決!
ビジネス用として効率を上げてくれるアイデアと言えるでしょう。
デュアルディスプレイ搭載の「ZenBook Duo UX481FL」の特徴を紹介
それではZenBook Duoの特徴をそれぞれ見ていきましょう。
先ほど挙げた通り、デュアルディスプレイであることがZenBook Duo最大の特徴ではありますが、それ以外にも見るべきポイントがあります。
今回はそんなZenBook Duoの特徴を4つにまとめてみました。
デュアルディスプレイで快適な操作
ZenBook Duoを語る上で絶対に欠かせないのがやはりデュアルディスプレイでの快適な操作でしょう!
ノートパソコン一台でデュアルディスプレイの操作が可能なものはノートパソコン多しと言えどZenBook Duoだけ。煩雑になりがちな作業ディスプレイを一発で解決してくれます。
更に、デュアルディスプレイとして、メインディスプレイとのシームレスな連携も可能。ZenBook Duoを使えば今まで以上の作業効率を実現することができます。
特に在宅ではデュアルディスプレイに慣れているのに・・・という方には朗報中の朗報でしょう。ZenBook Duoはまさに痒いところに手の届くデザイン性を持っています。
別々の画面を映して作業効率を上げたり、ちょっと足りない画面の長さを繋げることで補完する。こんなことができるのはZenBook Duoだからこそです。
第10世代インテル® Core™ プロセッサーを搭載
ZenBook Duoに搭載されているCPUプロセッサーは、インテルのCore製品の中でも最新世代の第10世代が搭載されています。
インテルのCore iという型番は、皆さんも聞いたことがあることでしょう。有名で信頼性も抜群なインテルCore製品の最新世代がZenBook Duoに搭載されていることで、ビジネス用としては十分な演算機能を擁しています。
ZenBook Duoに搭載されているCPUはCore i7-10510UかCore i7-10210U。どちらも多くの人に愛用されてきたCore i7になります。
ZenBook Duo最大の特徴である、デュアルディスプレイを有効活用するためには処理能力は妥協ができません。第10世代のCore i7が搭載されているので、デュアルディスプレイを最大限活用することができます。
ビジネス用として利用するのであれば、第10世代Core i7が搭載されたZenBook Duoの処理能力は大いに期待できるでしょう。
グラフィック性能も抜群
ZenBook Duoの処理能力についてご紹介しましたが、実はグラフィック性能も抜群です。
ビジネス用ノートパソコンには基本的にCPU・GPU一体型(グラフィックボード無し)のタイプが多いのですが、ZenBook DuoにはGeforce MX250が搭載されています。
グラフィック性能が必要と思われがちな、動画編集なども実はCPUやメモリの性能の方が重要であり、ゲーミング用PCでなければノートパソコンには搭載が不要と考えられています。
しかし、ZenBook Duoの特徴はデュアルディスプレイ。ビジネス資料の作成しながら動画を参照したり、CADでの製図などもワンディスプレイよりはデュアルでやりたい作業の一つですよね。
そんなビジネスパソコンの中でもデュアルディスプレイで作業効率の上がるものは意外とグラフィック性能が必要になるものが多いです。
ZenBook Duoではそんな客層をしっかりとキャッチしており、グラフィックボードも信頼性の高いGeforce製品を搭載しているということです。
没入感の高い狭額ベゼルディスプレイ
ZenBook Duo最大の特徴であるディスプレイには細部に至るまで工夫が施されています。
その際たるものが狭い額縁です。せっかくのデュアルディスプレイであっても、メインとサブの間に大きな境界があったり、そもそもディスプレイの枠が大きいとディスプレイが小さく見えてしまいます。
ZenBook Duoはその特徴を最大限活かすために、狭額のベゼルディスプレイに仕上げており、ZenBook Duoの持つデュアルディスプレイと合わせることで没入感に相乗効果が生まれています。
ビジネス資料作成などの単純作業でも、デュアルディスプレイによってストレスフリーで行うことができるのはZenBook Duoだけでしょう。
狭額のノートパソコンは昨今多く出てきていますが、その中でもデュアルディスプレイを持つZenBook Duoにとっては特別な意味を持っています。
どんな人に「ZenBook Duo」が向いている?
ZenBook Duoについてご紹介しましたが、結局のところどんな人にZenBook Duoが向いているのでしょうか。
ビジネス用PCとして提供されているZenBook Duoですが、ビジネスPCの中でもコスパに関しては大きくリードしていると言えます。
特にデュアルディスプレイで作業効率の上がるような、CAD製図や参考資料を見ながら作業をすることが多い方にとっては相当コスパの良い買い物になります。
またZenBook Duoにはビジネス用の他にもZenBook Pro Duoとしてハイエンドモデルも提供されています。
ZenBook Pro DuoはZenBook Duoとはコンセプトが少し異なり、グラフィックにはGeforce RTX 2060、CPUにはi9-9980Kといったハイエンドパーツが組み込まれています。まさにゲーミングPC顔負けの性能です。
価格はその性能の通り466,500円とお高くなっていますが、それでもハイエンドモデルで更にデュアルディスプレイノートパソコンであることを見れば、コスパの良いお値段となっています。