世界中で活躍と期待が高まってきているドローン。
普段では難しいロケーションでの撮影を可能にしたり、物流、運搬、農薬散布や測量など様々なシチュエーションで活躍しているドローンですが、いざドローンを使ってみようと思っても初めての方にはどこの会社の何のドローン(種類)が良いのかわからないですよね。
そこでここではDJI社のMavicシリーズをわかりやすく紹介していきますが、まずご紹介するのはDJI社について簡単にご説明していきます。
【DJIとは?】

ドローン愛用者の方は「DJI」と聞くととても馴染みの深いワードですよね。
ですがドローンを今まで知らなっかた方や、これからドローンの世界に入ろうとしている初心者の方は初めて聞く方が多いんではないでしょうか?そこで、ドローンの前にまず簡単にDJI社についてご説明していきます。
〈DJI社〉
DJI社は2005年に香港技術大学を卒業したFrank Wang Tao(フランク・ワン)氏によって創業されました。2015年にはその使い勝手の良さなどが影響し、世界7割のシェアをしめる最大手となり、そのようなことから2017年に日本初となる正式販売店を新宿に展開しました。
日本で販売されているドローン製品の割合はほとんどがDJI社の製品で、ユーザーからも厚く支持されています。
会社名 | DJI(Da-Jiang Innovations Science and Technology Co., Ltd.) |
本籍所在地 | 広東省深圳市南山区高新南四道18号創維半導体設計大厦西座14層 |
設立 | 2005年 |
代表取締役 | 汪滔(”Frank” Wang Tao) |
事業内容 |
・マルチコプター / ドローンの企画 / 研究 / 製造 / 販売及び輸入 |
URL | https://www.dji.com/jp |
【DJI / Mavicシリーズ】
DJI社の製品の中にもまたたくさんの種類があり、初心者の方はどこから探していいかわからないですよね。まずこちらでご紹介するのはDJI社の製品の中でもユーザーから多くの信頼と期待を集めている「DJI Mavic」シリーズです。
Mavicシリーズのドローン機体は以下の通りです。
・Mavic Pro Platinum
・Mavic Air
・Mavic 2
・Mavic Mini
・Mavic Air2
このようにMavicシリーズだけでも5種類もあるとなると、初心者の方にはどれがいいのか最善の判断が難しいと思います。ですがどれも高基準の基本性能ですが、この中でも皆様におすすめするのはアクションカメラとして、旅行などの外出先への持ち出しがとてもラクでさらにはスペックも他の機種に劣らないモデルがDJI社の「Mavic Mini」です。
【DJI製品ーMavic Miniー】
ご紹介するMavic Miniですが注目すべきいくつかのポイントがありますのでそちらを解説していきます。
POINT 1 〈Mavic Miniはどれだけコンパクトなのか〉
前筆で書いてある通りMavic Miniは外出先への持ち運びが他のMavicシリーズの製品と比べて本当にコンパクトなデザインで、折り畳み時は140×81×57mm(L×W×H)、展開時は245×289×55mm(L×W×H)ほどの大きさしか無く、総重量も199gと私達が日々持ち歩いているスマートフォンとほぼ変わらないです。そのため、Mavic Miniは、手軽に持ち運べ、最も軽量で最も安全な重量クラスのドローンとして分類されています。
(※L×W×H = 長さ×幅×高さ)
POINT 2〈高性能カメラを搭載、撮影がより楽しいものに〉
Mavic Miniは、12MPの空撮写真と2.7KクアッドHD動画の撮影に対応しています。3軸モーター搭載のジンバルは、カメラに優れた安定性を与え、鮮明で非常になめらかな映像撮影が可能です。
プロのようなフライト体験、本格的な撮影を求めている方に特におすすめのモデルです。
POINT 3〈簡単操作〉
やはりドローンの操縦は難しいと思っていませんか?実はそんなことはなく、DJIの「DJI Fly」というアプリを使う事によって簡単に操作することができます。
DJI Flyを使うと、バッテリー残量、高度、距離などの情報を常に更新されたものが表示されます。さらに撮影、編集、共有を、すべてアプリ内で行うことができ、アプリで映像を直接エクスポートしたり、削除したりできるので、簡単にストレージを管理できます。
POINT 4 〈素早い充電時間で長時間の飛行が可能に〉
Mavic Miniはコンパクトで軽量ですが、市販されている同様のコンシューマー向け製品よりも長く飛行できます。完全に充電されたバッテリーで、最大18分の飛行が可能です。
POINT 5〈小型、軽量化により規制対象外〉
規制とは簡単にいうと米連邦航空局(FAA)の規定により米国では重量が0.55ポンド(250g)以上の無人航空機は登録が必要になります。ですがMavic Miniは総重量が約199gなので登録不要です。なので購入後すぐに使用できます。
POINT 6〈気をつけなければいけない点〉
コンパクトかつ、軽量なMavic Miniですが操縦する際に気お付けなくてはいけない点があります。
- Mavic Miniには衝突回避センサーはがついておらず、視界が十分に確保できないロケーションでの使用はおすすめしません。
- コンパクトですが視界が十分に確保できないロケーションでは見失う可能性が高いので十分に操縦技術をつけてからトライしてみましょう。
- ドローン本体の総重量は約199gですが外出先にはドローンを守るためのケース、リモコンなどの他にも持つのでこちらでご紹介しているのはあくまでもドローン本体の総重量になります。
【クイックショットを使いこなそう】
Mavic Miniには様々な特殊効果を自動で撮影する、4パターンクイックショット機能が搭載されています。この機能を活用する事によってクリエイティブな映像を誰でも簡単に撮影することができます。
〈サークル〉
事前に設定された一定の高度と一定の距離から、被写体の周囲を回りながら撮影してくれます。
〈ヘリックス〉
被写体の周りを回りながら上昇するモードです。
〈ロケット〉
その名前の通り、被写体にフォーカスしたまま上昇するモードです。
〈ドローニー〉
被写体にフォーカスを当てたまま、機体が後方に下が利ながら上昇するモードです。
【Mavic Miniは数あるドローンの中でもおすすめ製品】
Mavic Miniには衝突回避センサーが搭載されていない点や、最長飛行時間が18分など欠点のような部分もありますが、全ての操作が手元のみで完結していてコストパフォーマンスも優れているので初心者の方には始めやすいモデルでしょう。もうすでにドローン経験がある方にはサブ機体としての役割には十分です。
欠点としてあげた衝突回避センサーの未搭載なんですが、その点はドローン操縦の経験を積んでいくことで解決できます。また2.7Kでの撮影はできますが、4Kでの撮影は対応はしていませんので、もし4Kで撮影したい方はMavic Proなどをおすすめします。
〈Mavic Mini スペック早見表〉
スペック | |
機械的可動範囲 | チルト:-110° ~ 35° ロール:-35° ~ 35° パン:-20° ~ 20° |
操作可能範囲 |
チルト:-90°~0°(デフォルト設定)-90°~+20°(拡張時)
|
スタビライザ機構 |
3軸 (チルト、ロール、パン)
|
最大制御速度 (チルト) |
120°/s
|
角度ブレ範囲 |
±0.01°
|
バッテリー容量 |
2600 mAh
|
動作電流/電圧 |
1200 mA 3.6 V (Android)
450 mA 3.6 V (iOS) |
〈インテリジェントフライトバッテリー〉
容量 |
2400 mAh
|
電圧 |
7.2 V
|
最大充電電圧 | 8.4 V |
バッテリータイプ |
Li-ion 2S
|
電力 |
17.28 Wh
|
正味重量 | 100g |
最大充電電圧 |
5℃ ~ 40℃
|
最大充電電力 | 24 W |
※さらにスペックの詳細を知りたい方はDJIホームページを参照してください。
【Mavic Mini、その他オプションのコスト】
やはり機体スペックの次に皆さんが気になるのはコストパフォーマンスですよね。下記を参照ください。
〈価格〉
商品 | 価格 |
Mavic Mini | ¥46,200 |
Mavic Mini Fly More コンボ | ¥59,400 |
※Fly More コンボの詳細については別記事を参照してください。
別にアクセサリーもありますのでご紹介します。
商品 | 価格 |
DJI ミニバッグ(ブラック) | ¥3,520 |
Mavic Mini 充電ベース | ¥4,290 |
Mavic Mini インテリジェントフライトバッテリー(1100mAh) | 4,730 |
などのアクセサリーもあり、特にインテリジェントフライトバッテリーはおすすめです。購入時にはインテリジェントフライトバッテリー(1,100mAh)がついてきますが、操縦に慣れてくるとやはり18分というフライト時間は物足りなくなってきます。その際に別にバッテリーを持っておくことで撮影しきれないという問題は解決されますが、あくまでも「少し撮影を延長」するものなので長く延長はできません。
もし興味がある方はぜひ検討、活用してみてはいかがでしょうか。
【Mavic Mini 購入時の同梱物】
製品 | 個数 |
機体 | 1 |
送信機 | 1 |
インテリジェントフライトバッテリー(1,100mAh) | 1 |
プロペラ(予備) | 1 |
Micro USBケーブル | 1 |
ジンバルプロテクター | 1 |
Micro USB コネクター | 1 |
USB Type-C コネクター | 1 |
Lightning コネクター | 1 |
コントロールスティック(予備) | 1 |
ねじ(予備) | 6 |
ねじ回し | 1 |
【まとめ】
ここまでMavic Miniについて書いてきました。そこでもっと見やすく良い点と悪い点を表にまとめてみました。
〈おすすめできる点〉
・コンパクトなサイズに、総重量がたったの199gで荷物にならない。
・2.7Kカメラを搭載で本格的に撮影ができる。
・DJI Flyと使うことで初心者でも簡単に操縦ができる。
・手元で撮影、シェア、編集などの全ての操作が可能に!
・航空法の規定外!
・コストパフォーマンスも◎
〈おすすめできない点〉
・撮影時間が約18分しかない。
・慣れてくるとMavic Miniでは物足りなくなってくる。
・4Kでの撮影は不可能
・衝突回避センサーはがついていない。
・飛行可能時間が短いので人によっては、別でバッテリーの替えが必要。
【備考】
日本で定められている航空法はとても細々しています。ついてさらに知りたい方は別で航空法について記事にしていますのでそちらを参考にしてください。
↓参考記事はこちら↓