ドローン業界で特に注目を集め始めているDJIはその手軽な価格設定によって数多くのファンを獲得しています。
ドローンだけではなく撮影機材としてのカメラやジンバルなど、手軽に周辺機器をそろえることのできる品揃えは利用する大きなメリットと言えるでしょう。
現在では世界のコマーシャルドローン市場の70%を占めていると言われるDJI製品にはどんなものが用意されているのでしょうか。
今回はDJI製カメラの中で最もスタンダードなOsmoActionについてご紹介します。
DJI製カメラOsmoActionとは

出展:dji.com
DJI製カメラの中で最も汎用性が高く、手軽なカメラとしてOsmoActionは不動の人気を獲得してきました。
それでは何故OsmoActionは注目を集めているのでしょうか。
DJIはドローン業界に携わる方なら誰でも知っているPhantomシリーズやMavicシリーズを開発している企業です。
本部所在地 | 中華人民共和国 |
収益 | 180憶人民元(約2800億円) |
事業内容 | エレクトロニクス、電子部品 |
主なドローンモデル | Phantomシリーズ、Mavicシリーズ |
特にPhantomシリーズはドローンにおける自動車免許と同じものが発行できるドローンスクールの講習で一般的に使われているドローンであり、プロ仕様ドローンの中でも人気の高いシリーズです。
ドローン黎明期では、ドローンの姿勢制御や高画質化ができず、メディア等プロ現場で使うには難しいことが問題となっていました。
DJIはこの問題点に切り込み、4Kでの撮影と安定的な姿勢制御を可能とするジンバルの2つを搭載させることで安定的な飛行とハイクオリティな映像を空中ドローンに持たせることに成功しました。
これによってドローンがメディア等プロ現場でも利用され初め、多くの業界で重宝されるようになったことで、DJIのドローンは不動の地位を獲得しました。
その映像技術とブレ補正技術をDJI製カメラにも取り入れたものがOsmoActionとなります。OsmoActionには4K/60fps動画撮影はもちろん、様々な汎用性の高い機能が取り入れられています。
それではOsmoActionにはどのような特徴・性能が含まれているのでしょうか。
OsmoActionの特徴・性能
前章ではOsmoActionが不動の人気を得るに至った経緯についてご紹介しました。
OsmoActionはどのよう特徴・性能を持っているのでしょうか。
高画質な4K映像
OsmoActionの持つ4K/fpsの動画撮影はどの分野においても必須の要件となる大きな特徴です。
特にOsmoActionはタイムラプスやタイマー撮影モード、8倍スローモーション再生といった様々な機能も搭載されているため、動画のような定点撮影やモータースポーツでのスローモーション再生などを高画質で見ることができるようになります。
映像 | 4K/60fps |
映像ブレ補正 | RockSteady |
機能一覧 | 8倍スローモーション再生、カスタム露出設定、タイムラプス、タイマー撮影モード、デュアルスクリーン |
RockSteadyによる安定感
←RockSteady無し|RockSteady有り→
OsmoActionには映像ブレ補正技術としてRockSteadyが搭載されています。
RockSteadyはDJIのドローン開発で使用された3軸モーター搭載ジンバルとは少し異なり、電子式映像ブレ補正技術が利用されています。
RockSteadyはCMOSセンサーによって撮影された映像を分析し、エッジを切り取って補正することによってブレ補正が行われているため、複数フレームが単一フレームに結合されています。
そのため最終的な出力映像はシャープで鮮明かつ正確に露光された状態となるため、動画のような滑らかで手ブレを感じさせない映像仕上がりになります。
同伴した撮影で動きのある現場となると、最大の難点は映像のブレによって見にくくなることが挙げられますが、RockSteady搭載のOsmoActionを利用することで、この問題点も非常に簡単に克服できます。
手のひらサイズのコンパクトサイズ
OsmoActionのすごいところは今まで挙げた高画質で安定感抜群なカメラが手のひらサイズの超コンパクトサイズとして提供されている点です。
4K/fpsによる動画撮影も、RockSteadyによるブレ補正された映像もすべて65x42x35mmの大きさの中に詰め込まれています。
また大きさに相応して重さも124gと超軽量となっているため、例えばモーターバイクの視点カメラをヘルメットにつける時もOsmoActionなら重さの違和感等を感じることなく映像化することが可能です。
更にそこにRockSteadyによる映像ブレ補正も効くため、完成した映像を楽しみに待つことができるようになりますね。
今後4Kカメラの購入を考えている方は、是非OsmoActionの購入を考えてみてはいかがでしょうか。