今回この記事では新しくアップデートされた新型「Mac mini」をご紹介していきます。
Mac mini(2014年)モデルは4年間アップデートがされずにいましたが、Mac mini(2018年)モデルでカラーがスペースグレイに変更され、スペックがアップデートされました。
そして今回Mac mini(2020年)は価格が値下げられリニューアルしました。
【過去のアップデート】
Mac mini(2014年)モデル
⇩
Mac mini(2018年)モデル
(スペック、カラーの変更)
⇩
Mac mini(2020年)モデル
(軽微変更、値下げ)
今回リニューアルされたMac mini(2020年)モデルの変更点はスペックは基本的にはMac mini(2018年)モデルとほぼ同じで、全体的に値下げされた形となっています。
Mac miniのデザインは変更点が3つあります。
【Mac mini(2014年)モデル】
⇩
【Mac mini(2020年)モデル】
【デザインの変更点】
1.カラーがスペースグレイに
2.IRレシーバーの受光部が廃止され、電源LEDが下に
3.USB‐Cに対応し、SDカードスロットが消える
Mac miniのスペックについても比較しながら詳しくご紹介していきます。
Mac miniのラインナップを紹介
現在販売されている『Mac mini(2020)モデル』のラインナップをご紹介していきます。
▼Mac mini(2020)モデルの価格
【Mac mini(2020)モデル】 3.6Ghzクアッドコアプロセッサ 256GBストレージ |
【Mac mini(2020)モデル】 3.0Ghz6コアプロセッサ (Turdo Boost使用時最大4.1Ghz) 512GBストレージ |
82,800円(税別) | 112,800円(税別) |
+
オプション(価格)
Mac miniのモデルを選んだら、自分の用途に合わせてカスタマイズしていきます。
▼実際のカスタマイズ項目はこちら
【カスタマイズ項目】
1.プロセッサ
2.メモリ
3.ストレージ
3.Ethernet
4.プリインストールソフトウェア
▼Mac proをフルカスタマイズにすると…
【Mac mini(2020)モデル】 3.6Ghzクアッドコアプロセッサ 256GBストレージ |
【Mac mini(2020)モデル】 3.0Ghz6コアプロセッサ (Turdo Boost使用時最大4.1Ghz) 512GBストレージ |
82,800円(税別) ~ 358,072円(税別) |
112,800円(税別) ~ 358,072円(税別) |
「Mac mini(2020)」のスペックを旧モデルと比較
Mac miniのスペックはどのように変化してきたのでしょうか?
▼以下のスペック表をご参考に。
【Mac mini(2018/2020)モデル】 | 【Mac mini(2014)モデル】 | |
CPU | 【第8世代】 Core i3 3.6GHz 4コア Core i5 3.0GHz 6コア Core i7 3.2GHz 6コア |
【第4世代】 Core i5 1.4GHz 2コア Core i5 2.6GHz 2コア Core i7 3.0GHz 2コア |
---|---|---|
GPU | UHD Graphics 630 | HD Graphics 5000 中間・上位:Iris Graphics |
RAM | 8GB 2,666MHz DDR4 SO-DIMM (16GB・32GB・64GBに変更可能) |
4GB 1,600MHz LPDDR3 (8GB・16GBに変更可能) |
ストレージ | SSD(256GB・512GB・1TB・2TB) (2018は128GBあり) |
HDD(500GB・1TB) Fusion Drive(1TB・2TB) SSD(256GB・512GB・1TB) |
Wi-Fi | 802.11ac Wi-Fi Bluetooth 5.0 |
|
Bluetooth | 5.0 | 4.0 |
外部ポート | Thunderbolt 3/USB-C(40Gbps)x 4 USB 3.0(5Gbps)x 2 HDMI 2.0、Ethernetポート(10Gbに変更可能) 3.5mmヘッドフォンジャック |
Thunderbolt 2ポート(20Gbps)x 2 USB 3.0(5Gbps)x 4 HDMI、SDXCカードスロット Ethernetポート 3.5mmヘッドフォンジャック IRレシーバ |
消費電力(連続使用) | 150W | 85W |
CPUプロセッサの性能を比較
Mac mini(2018/2020)とMac mini(2014)CPUプロセッサの性能はどれだけ違うのでしょうか?
Mac miniのプロセッサ性能を表にて比較していきます。
【プロセッサ】 | Mac mini(2018/2020)モデル | Mac mini(2014)モデル |
標準モデル | Core i3-8100H 4コア 3.6GHz TDP:45W |
Core i5-4260U 2コア 1.4GHz TDP:15W |
中間モデル | Core i5-8500B 6コア 3.0GHz TDP:65W |
Core i5-4278U 2コア 2.6GHz TDP:28W |
上位モデル | ー | Core i5-4308U 2コア 2.8GHz TDP:28W |
CTOモデル | Core i7-8700B 6コア 3.2GHz TDP:65W |
Core i7-4578U 2コア 3.0GHz TDP:28W |
USB-Cに対応し、SDカードスロットが消えた
▼Mac mini(2020)モデルの接続コネクタを紹介していきます。
Mac mini(2018/2020)モデルでは、Mac mini(2014)モデルに変わり、SDカード非搭載になりThunderbolt3(USB-C)×4に変更されました。
▼Mac mini(2020)モデルの接続コネクタ
・Ethernet
・Thunderbolt3(USB-C)×4
・HDMI2.0
・USB3×2
・3.5㎜ヘッドフォンジャック
Mac mini(2020)モデルではThunderbolt3(USB-C)×4を使うことであらゆることで作業の効率化が図ることができます。
【例えば】
・最大40Gb/sのデータ転送速度
・外部デバイスの電力供給
・最大2台の4K ディスプレイの接続
(HDMI2.0を使えば3台可能)
・1台の5Kディスプレイにも対応
・eGPUとの接続
グラフィックは内臓GPU「UHD Graphics 630」
Mac miniのグラフィックは外部GPUを搭載しておらず、内蔵GPU「UHD Graphics630」でグラフィックの処理を行っています。
【グラフィックとは?】
グラフィックとは、写真やイラスト、図形、記号、文字などの視覚的要素をディスプレイ上に演算処理、出力したもの。
一般的に3Dグラフィックなどの画像描写を行う際に必要となる計算処理を行う半導体チップをGPU(Graphic Processing Unit)といいます。
種類は大きく分けて2つあり「内臓型」と「外付け型」に分けられ、内蔵型はPCを構成するマザーボードや演算処理と制御を行うCPUのパーツ内部に組み込まれています。
一方で外付け型はグラフィック機能を単体でパーツ化したもので、世代や価格にもよりますが、基本的には内蔵型に比べて高度なグラフィック性能を発揮します。
Mac mini(2020)モデルは内蔵型GPUでグラフィック処理をしているため、外部GPUを搭載しているMac proやMacbook proに比べて劣るものとなっています。(外部GPUのMac book pro16インチに比べ、約1/5の性能)
ですが、Mac mini(2020)モデルの第8世代内部CPUも高性能なため、動画編集や動画の書き出しを頻繁に行う予定が無い場合は、問題ないレベルです。
それでも、Mac mini(2020)モデルで動画編集や3Dグラフィックの処理をする場合は、eGPUの『BlackMagic eGPU pro』『BlackMagic eGPU』などを接続することで、iMac27インチと同等のグラフィック性能になります。
以上Mac miniのグラフィックの紹介でした。
Mac miniは価格が下がり買いやすい!
今回Mac mini(2020)モデルはMac mini(2018)モデルとほぼ同じ性能ですが、価格が下がり、コスパ面でよくなりました。
▼Mac mini(2020)とMac mini(2018)の価格比較
【スペック/価格】 | 【Mac mini(2020)】 | 【Mac mini(2018)】 |
3.6Ghz・4コア・8GB RAM・128GB | ー | 89,800円 |
3.6Ghz・4コア・8GB RAM・256GB | 82,800円 | 109,800円 |
3.0Ghz・6コア・8GB RAM・256GB | ー | 122,800円 |
3.0Ghz・6コア・8GB RAM・512GB | 112,800円 | 142,800円 |
3.2Ghz・6コア・64GB RAM・2TB ※アプリケーションなし |
302,800円 | 463,800円 |
Mac mini(2020)のメモリは標準構成で256GBと前世代の2倍のメモリ容量になっていて、価格が27,000円も安くなっているためコスパもよくなっています。
Mac mini(2020)とMac mini(2018)をフルスペックにしたときの価格を比べると161,000円も変わります。
価格が安くなった分で外付け型eGPUやソフトウェアなどを購入できるので、うれしいポイントです。
【ポイント】
・Mac mini(2020)は標準256GBとコスパが良い
・フルスペックにした場合161,000円も安い