年々ニーズが高まる「水中ドローン」ですが、水中ドローンのイメージは「海の中を撮影できる」と思う人が大半だと思います。
しかし、海の中を撮影する以外にも「海の中の生態系を調査」「船舶の点検」など水中ドローンを使う場面はどんどん増えています。
そんな活用の幅が広い水中ドローンを製作・販売しているのが「QYSEA」という会社です。
QYSEA社が販売する水中ドローンの中でも「FIFISH V6s」は、「簡単操作で誰でも使える」「それでいて高品質・高性能」という魅力があり注目を集めています。
本記事では、QYSEA社が販売する水中ドローン「FIFISH V6s」をご紹介します。
QYSEAについて紹介!
QYSEAは「世界有数の無人水中ピークル(UUV)ブランド」であり、「海の探検や冒険」「スポーツ」「映画撮影」など、一般的な用途からプロフェッショナルまで幅広く愛用されています。
会社概要 | |
会社名 | QYSEA Technology Co.、Ltd. |
本社所在地 | 中国広東省深圳(シンセン) |
業種 | ・水中ロボットのR&D(研究開発) ・水中ロボットの「製造」「販売」 |
受賞歴 | 2018年1月8日「イノベーションアワード」を受賞 2019年10月31日「グッドデザイン賞」を受賞 |
QYSEA製の水中ドローンは「様々な用途」で使われています。
以下で、QYSEA製の水中ドローンが活用されている7つの分野についてご紹介します。
1.撮影と写真
2.水生農業
3.探査と研究
4.保守作業
5.船舶検査
6.捜索検査
7.教育
1.撮影と写真
高品質なカメラで撮る写真は「鮮明で躍動感」があります。QYSEA製の水中ドローンは、きれいな写真を水中で撮りたい人におすすめできます。
また水中ドローンに慣れていない人でも、簡単操作ですぐに使えるようになっています。
さらに優れた品質という特徴を生かし、水中シーンを撮影することで「映画撮影」などでも活用できます。
QYSEA製の水中ドローンは、高度な撮影が必要な「映画撮影」や鮮やかな海の景色をカメラに収めることのできるので「水中写真の撮影」などに生かしたい人におすすめです。
2.水生農業
QYSEA製の水中ドローンは「魚の養殖場」でも活用されています。
水中ドローンを使用することによって、「魚や網の状態をドローンが代わりに点検してくれる」など人間が海に入らずに点検ができ、「リスクが減る」「必要な人員が少なくて済む」などの特徴があります。
3.探査と研究
従来だと魚などの「水生生物」をリアルタイムで観察するには、「スキューバダイビング」か「シュノーケリング」を介さないとできませんでした。
しかし、水中ドローンがあれば人間が「船」「陸」にいながら水中の様子をリアルタイムで観察できます。
また人間では不可能だった、「自然生息地の観察」「水生生物の行動」を見ることができます。
貴重な「繁殖」「交尾」「狩猟」などの様子も観察できるため、可能性が広がりました。
4.保守作業
「水力発電所」「貯水池」「ダム」などの検査は、人による事故や気象条件に影響されるなどのデメリットがあります。
しかし、水中ドローンならこのような場所でも「頻繁にメンテナンス」できます。
QYSEA製の水中ドローンは、「人間では見ることが困難なメンテナンス箇所」でも点検が可能でおすすめです。
5.船舶検査
人間が「船舶検査」をする場合、「点検用の服に着替える」などある程度時間が掛かり事故などのリスクもあります。
しかしQYSEA製の水中ドローンなら、「船舶検査を安全に」「すぐに使用」できるという特徴があります。
6.捜索検査
最近では「ドローンが命を救う」と話題になっていますが、QYSEA製の水中ドローンも「水中の捜索」「救助活動」で役立っています。
QYSEA製の水中ドローンモデルには、「UHDカメラ」「超広角レンズ」「ロボットアーム」など便利ツールがあるので防災でも広く活用されています。
7.教育
QYSEA製の水中ドローンを通じ、「物理学」「力学」「電子工学」「ソフトウェアプログラム」などについて学ぶ時に、「学生の熱意と好奇心」を高めるためにも役立てられています。
QYSEA製の水中ドローンを紹介
QYSEA製の水中ドローンは主に「FIFISH V6s(フィフィッシュ)」「FIFISH P3」「FIFISH V6」があります。
それぞれ用途や特徴に違いがあるので、公式サイトなどで確認することをおすすめします。
最強の機動性!産業用水中ドローン「FIFISH V6s(フィフィッシュ)」
「6つのクラスター」を搭載し、水中を360°自由に動き回れる「高機動水中ドローン」にオリジナルの「ドローンアーム」を取り付けた、水中での作業性を高めた水中ドローンが「FIFISH V6s(フィフィッシュ)」です。
「高品質・高耐久性マテリアル」で構成されている「FIFISH V6s(フィフィッシュ)」は、水中での点検や作業に利用できる、「最新の産業用水中ドローン」です。
ここで、FIFISH V6s(フィフィッシュ)の仕様やスペックをご紹介します。
仕様 | |
型番 | FIFISH V6s |
JAN | 4988755053792 |
本体 | |
寸法 | 383 x 331 x 143 mm |
重量 | 4.1 kg |
スラスター数 | 6 |
操作性 | 6 DOF(自由度)動作:左右、上下、前後回転:360°ヨーリング、360°ピッチ、360°ローリング |
Posture Lock | ± 0.1°ピッチ角度または ± 0.1°ローリング角度、全方向稼働 |
深度維持 | ± 1 cmに保持 スピード静水で最高3ノット(1.5 m/s) |
最大深度 | 100 m |
操作温度 | -10 °C~60 °C(14 °F~140 °F) |
最長稼働時間 | 最長6時間 |
バッテリー | 定格出力14,400 mAh / 156 Wh 最高充電電圧 12.6 V FIFISHクイックチャージで充電時間1.0時間 |
バッテリータイプ | リチウムイオンPanasonic 21700 |
カメラ | |
センサー | 1/2.3” SONY CMOS |
有効画素数 | 12 MP |
ISO範囲 | 自動/手動で 100-6400 レンズ視野 166° f/2.5 最短撮影距離 0.4 m |
シャッタ | ー5~1/5000 秒 自動/手動(電子シャッタースピード) |
撮影数 | 1 / 3 / 5 / 7 / 10 フレーム |
ホワイトバランス | 2500 K ~ 8000 K 自動/手動 |
露出補正 | – 3 EV~+ 3 EV |
写真解像度 | 4:3: 4000 x 3000 |
写真形式 | JPEG、DNG |
ビデオ解像度 | 4K UHD:25/30 fps 1080P FHD:25/30/50/60/100/120 fps 720P HD: 25/30/50/60/100/120/200/240 fps |
ビデオ形式 | MPEG4- AVC/H.264、HEVC/H.265 |
手ブレ防止 | EIS(電子式手振れ防止) |
色系 | NTSC&PAL |
メモリー容量 | 64 GB |
※参考記事:こちらから
またFIFISH V6(フィフィッシュ)は産業用水中ドローンとして使われるほどの、4つの大きな特徴があります。
以下で、FIFISH V6s(フィフィッシュ)の特徴をご紹介します。
1.水中作業用ドローンへの進化
今までの産業用水中ドローンは、水中の点検しかできませんでした。
しかし、FIFISH V6s(フィフィッシュ)は「独自のアーム」を搭載する事によって、水中で「作業ができる」ドローンに進化しました。
2.コンパクトでパワフルなロボットアーム
FIFISH V6s(フィフィッシュ)に搭載されたロボットアームの「握力は5kg」を発揮します。
「掴んでロック」することが可能なデザインになっていて、ロボットアームが水中で掴んだものは、10kgまで引き上げることが可能です。
3.法人仕様に特化したバッテリー
FIFISH V6s(フィフィッシュ)に搭載されたバッテリーは「最長稼働時間6時間(環境により変化)」と大容量モデルとなっているので、「長時間の作業」でも運用ができます。
4.高耐久ステンレス「SUS316」を採用
FIFISH V6s(フィフィッシュ)は、ステンレスの中でも最も耐性が高い「SUS316」を採用しています。
長時間の水中作業でも、故障の原因にもなる「サビ」の影響を受けづらくなります。
またFIFISH V6s(フィフィッシュ)は「公式サイト」で販売されていますが、2020年6月現在は海外向けに販売しているサイトしかなく、「海外紙幣でしか購入できない」ようです。
ですのでFIFISH V6s(フィフィッシュ)の購入を検討している人は、「Amazonでの購入」をおすすめします。
FIFISH V6s(フィフィッシュ)はAmazonで396,000円(税込)で販売しているので、気になる人はチェックしてみてください。