水中ドローンは今となっては、「海の中を撮影する」以外にも「ボートの点検」「養殖場などの魚の管理」「漁業で使われる網の状態を点検」などの点検と船体の管理に使用されています。
「CHASING社」はそんな水中ドローンを「研究」「製作」「販売」している企業の1つです。
「世界最小の水中ドローン」を販売しているということで注目を集めています。
本記事では、CHASING社が手掛けている世界最小の水中ドローンCHASING DORYをご紹介します。
CHASINGについて紹介!
会社概要 | |
会社名 | Chasing-Innovation Technology |
本社所在地 | 中国深圳(シンセン) |
業種 | ・水中ロボット企業 ・「研究開発」「生産」「販売」 |
受賞歴 | Product Design 2019アワードを受賞 |
このようにCHASING社は国際的に見て、一流の「水中技術分野」を作り出していることが分かります。
CHASING社では、様々な活動をしています。以下で、CHASING社が行っている活動内容をご紹介します。
【コンテンツ】
1.グラディウススタッフの活動ブログ
2.国内初!水中ドローンスクロール
3.CHASING GLADIUSのストア
1.グラディウススタッフの活動ブログ
グラディウススタッフの活動ブログでは、CHASING製の水中ドローンについての「ニュース」「水中ドローンについての最新情報」などが掲載されています。
2.国内初!水中ドローンスクロール
海洋国家日本が持つべきものとして「水中ドローンの知識」が必要です。
そんな水中ドローンの活用に大きな期待が集まっている日本ですが、なんと「CHASINGが国内初の水中ドローンスクール」を開校しました。
水中ドローン「GLADIUS」を活用した水中事業に向けた、人材育成のための「講習会」「資格取得」のための独自の研究・受講プログラムを「GLADIUS CAMP」と呼んでいます。
この水中ドローンスクールで取得できる資格は、「GLADIUSの機能を熟知し」安全に操縦ができるレベルに達していると判断する独自の「民間資格」です。
以下で、水中ドローンスクールGLADIUS CAMPの詳細をご紹介します。
水中ドローン安全潜航操縦士 | GLADIUSインストラクター | GLADIUS整備士 | |
目的 | 1.GLADIUSの機体(性能)を熟知する 2.安全基準を満たした操縦を行う |
1.GLADIUSの機体を用いた指導が可能 2.現場に活かせる経験を養い、安全基準の操縦の監視ができる。 3.水中ドローンの啓蒙活動を行える 4.GLADIUS CAMPの企画・実施する |
1.GLADIUSの機体(構造)を熟知する 2.分解、組立、パーツ交換ができる。 3.点検項目の把握 4.メーカー保証と免責事項 |
期間 | 1日間 | 1日間 | 1~2日間 |
受講内容 | 座学·実技 | 座学 | 座学·実技 |
受講科目 |
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試験 | 筆記試験 | 筆記試験 | 実技試験 |
認定証 | 発行あり※2 | 発行あり※2 | 発行あり※2 |
受講費用 | 各校にお問合せください。 | 50,000円~100,000円(税別) | 2019年夏頃予定 |
※1 プール等で実技を行う。
※2 GLADIUSCAMP事務局へ直接申請。発行手数料は別途10,000円(税別)。
※上記内容は一部変更になる可能性があります。詳しくは都度お問い合わせください。
※参考資料:こちらから
3.CHASING GLADIUSのストア
CHASING GLADIUSのストアでは、「GLADIUS」を購入できます。
また「相談の受付」や「見積り」もできるので、分からないことがあれば相談することをおすすめします。
【GLADIUSの活用事例と実績】
1.日本初開催!水中ドローン新製品の発表会
2.新しい形の観光プロモーション!ドローンを使った空と海のコラボ
3.愛媛県某養殖場で実証実験
1.日本初開催!水中ドローン新製品の発表会
重量1.3kgの世界最小の小型水中ドローン「CHASING DORY」をの新製品の発表を「しながわ水族館」で開催しています。
ここでは新製品の発表の他に、しながわ水族館のトンネル水槽にCHASING DORYを投入し「CHASING DORYと様々な魚との共演」もしています。
2.新しい形の観光プロモーション!ドローンを使った空と海のコラボ
「流氷下のクリオネ」を撮影をするために「北海道オホーツク地方斜里郡斜里町のウトロ」を訪問しています。
この動画を見て分かるように、「ウトロ港」の流氷の下で水中ドローンを動かし撮影しています。
水中ドローンじゃないと「流氷を裏側から見る」ことは難しいですが、この動画では流氷の裏側がハッキリと写っています。
また空中ドローンとの組み合わせで撮影することにより、「流氷下で水中ドローンがどういう風に動いているか」を見ることができ、リアル感を楽しむことができます。
3.愛媛県某養殖場で実証実験
「養殖場で水中ドローンを活用できないか」ということで、愛媛県にある某養殖場で水中ドローンの活用に向けて実証実験を行っています。
養殖現場に水中ドローンを導入することによって、「生簀の網底に沈んだ斃死魚の数の把握」「網の状態を点検」に活用できます。
CHASINGで販売されている製品を紹介
CHASINGでは、「CHASING M2」「CHASING DORY」「GLADIUS MINI」などの水中ドローンが販売されています。
※2020年6月現在「CHASING M2」は「先行予約」となっています。
かわいいコンパクトサイズ!片手サイズの「CHASING DORY」
CHASING DORY(チェイシング ドリー)は、「コンパクトで気軽に持ち運べる」「起動が簡単で、数秒でセットアップできる」という魅力があります。
以下で、CHASING DORY(チェイシング ドリー)の仕様についてご紹介します。
本体 | |
サイズ | 247mm×188mm×92mm |
重量 | 1.3kg |
最大深度 | 15m |
最大速度 | 1.5Kn(0.77m/s) |
平均稼働時間 | 60min |
バッテリー充電可能回数 | >300回 |
ブイ | |
サイズ | 130mm×130mm×88mm |
重量 | 160g |
内臓ストレージ | 16GB |
最大Wi-Fi通信距離 | 15m |
充電器 | |
充電器 | 2A/12.6V |
充電時間 | 2h |
LEDライト | |
輝度 | 2×250 lm |
色温度 | 4000~5000K |
CRI | 80 |
カメラ | |
CMOS | 1/2.9 inch |
絞り | F1.6 |
焦点距離 | 4mm |
ISOレンジ | 100~3200 |
視野 | 100° |
画素数 | 2M(1920×3000) |
画像形式 | JPEG |
動画解像度/フレームレート | FHD : 1920×1080 30Fps |
ビットレート | 4M |
動画形式 | MP4 |
センサー | |
IMU | 3軸ジャイロ / 加速センサー / コンパス |
深度検知間隔 | < ±0.5m |
温度検知間隔 | < ±2℃ |
APP(アプリ) | |
APP | IF.Dory |
※参考資料:こちらから
またCHASING DORY(チェイシング ドリー)には数多くの特徴があります。以下で、CHASING DORY(チェイシング ドリー) の7つの特徴をご紹介します。
1.水深15m潜航・1時間稼働・5スラスター1080p HD f/1.6高性能レンズを搭載
2.最大仰俯角±45°まで調整が可能なチルトロックモード
3.Wi-Fiブイ経由で、有効距離は2倍。本体を見守るGPSとアラームも搭載
4.19の視覚効果フィルターで撮影画像をメイクアップでき、SNSで簡単共有
5.「動かす人」+「撮る人」のペアで操作でき、「2プレイヤーモード」で、楽しさ広がる
6.「GLADIUS MINI」と比べて、 重さは1/2、サイズは65%
7.スマートフォンに 専用アプリをインストールして DORYを操作できる
CHASING DORY(チェイシング ドリー)の購入と合わせて購入したい「セット内容」や「専用バッグ」なども販売しています。
・セット内容
CHASING DORY(チェイシング ドリー)本体以外にもこのような水中ドローンをサポートしてくれるセットも販売しています。
価格が59,800円(税込み)と比較的安価に購入できます。
・専用バッグ
CHASINGでは「CHASING DORY(チェイシング ドリー)専用のバッグ」も販売されています。
専用のバッグがあることで「持ち運び時に傷がつく心配がない」「他社のバッグを選ぶ時間が省ける」などの魅力があります。